こんにちは。静岡県函南町の ARAKAWA(荒川時計店) です。
今日はちょっとマニアックだけど、とても役に立つ「眼鏡を綺麗に仕上げる裏技」をご紹介します!

特に 遠視用の眼鏡 や 近用眼鏡(老眼鏡など) を作製される方にぜひ知っていただきたい内容です。

🧐+度数はレンズが厚くなる…?
眼鏡を作製する際に「+度数(プラス度数)」が強くなると、どうしてもレンズが厚く、そして重くなってしまいます。
- 遠視用の眼鏡
- 強度の近用眼鏡
- 乱視を強く矯正するレンズ
こういった場合、仕上がりが分厚くて重たい眼鏡になりがちです。
「せっかく新しい眼鏡を作ったのに、厚みが気になる…」
「フレームからはみ出てしまって格好悪い…」
そんなお悩みを抱えている方も多いはず。
💡そこで裏技!「フレームデータを先に送る」
通常は「度数データ」をもとにレンズを発注し、工場から届いたレンズをフレームに削って入れる流れになります。
しかし今回ご紹介する裏技は、その逆。
まずは選んだフレームのデータをレンズメーカーに送信し、そのフレームに最適化された形でレンズを設計・製造してもらう方法です。

これにより、レンズをフレームに合わせて工場段階で薄く加工してもらえるので、仕上がりが劇的に変わります。
✨驚きの効果!なんと半分以下に!?


元がどんなか比較がなくて分かりづらくてすみません・
簡単に言いますと、これレンズの厚みが約倍くらい違うと思っていただいていいです。
本当にそれくらい厚みが劇的に変わってきます!
実際にどのくらい薄くなるのか――これは度数やフレームサイズにもよりますが、人によっては半分以上の厚みをカットできる場合もあるのです!
例えば、今回のお客様の場合:
- 右目:S+3.75 C-4.00
- 左目:S+4.25 C-3.25
遠視も強め、乱視も強度という難しい条件でした。
通常ならかなり厚みが出てしまい、重さも増してしまう度数です。
ところがこの裏技を活用し、さらに内面非球面レンズを選択して薄型加工を行った結果――
👓 レンズが驚くほど薄く!
👓 手に取った瞬間、軽さに感動!
👓 フレームとの一体感も美しく!
正直、私自身も仕上がりを見てびっくりしてしまいました。


🔍なぜ薄くできるのか?その秘密
}厚みを抑えられる秘密は、レンズの「設計」と「加工」にあります。
- フレームに合わせて設計
→ 余計な部分を削らなくて済むため、必要な部分だけで構成。 - 内面非球面レンズ
→ レンズ中心から周辺まで歪みを抑え、自然で美しい仕上がりに。 - 工場レベルでの薄型加工
→ 店舗での加工以上に精密で、度数を保ちつつ薄型化。
この三段構えで、従来の「厚くて重たい+レンズ」のイメージを一新する仕上がりが可能になるのです。
👓見た目の美しさも大切
レンズが厚いとどうしてもフレームからはみ出してしまったり、横から見たときに「分厚い…」と感じてしまうことがあります。
しかし今回のように薄型加工をすると――
- 横から見てもすっきり美しい
- 鼻への重さも軽減される
- 掛け心地が快適
- 眼鏡全体の印象がスマートに
お客様も「これならずっと掛けていたくなる!」と大満足の仕上がりでした。


レンズが飛び出していないです!
この強度遠視の眼鏡でもこの薄さは異次元です!
眼鏡のいろいろなご相談は当店にお任せください!
👍眼鏡作製の新常識!
今回の「眼鏡を綺麗に仕上げる裏技」をまとめると:
- +度数が強いレンズは厚くなりがち
- フレームデータを先に送ることで工場段階で薄型加工が可能
- 内面非球面レンズとの組み合わせでさらに快適に
- 人によっては厚みを半分以下に抑えることもできる
- 美しく軽い仕上がりで、掛け心地も抜群
強度の遠視や乱視で「仕上がりが気になる…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
最新の技術と職人の経験を活かし、最高に美しい眼鏡作りをサポートいたします。
眼鏡や補聴器、時計のことなら、静岡県函南町の ARAKAWA(荒川時計店) にぜひお任せください✨









