超ド派手な腕時計「Louis Lasserre」ってご存知ですか?

世の中には本当にさまざまな腕時計がありますが、その中でもひときわ目を引くのが今回ご紹介する 「Louis Lasserre(ルイ・ラセール)」の腕時計 です。
とにかくド派手!✨ ベゼルからラグ、そしてバンドに至るまで、びっしりとクリスタルや天然石のような装飾が施されていて、光が当たるたびにギラギラと輝きます。
街中で付けていたら間違いなく視線を集めてしまうような存在感のある一本です。


そんなゴージャスな時計が今回、当店に修理のご依頼として持ち込まれました。
ただし、よくある 「電池交換をお願いします」 というものではありません。
実はお客様ご自身で電池交換をされたそうなのですが──
「裏蓋が閉まらなくなってしまった」
とのことで、当店に駆け込まれたのです。
お客様ご自身での電池交換…実は“あるある”トラブル
時計の電池交換は一見すると簡単そうに見えます。裏蓋を開けて、古い電池を外し、新しい電池を入れれば完了。
時計が再び動き出すと「よしできた!」と思ってしまいます。

しかしここに落とし穴が…。
裏蓋を閉める段階でうまくいかず、「カチッ」と閉まらない、あるいは斜めに入ってしまって傷をつけてしまう、そんなトラブルが起きやすいのです。特に今回のLouis Lasserreのような特殊なデザインの腕時計では、装飾が多くて工具が当てにくい、ケースが厚い、裏蓋の構造が独特…などの理由で、さらに難易度が上がってしまいます。
実際に当店でも「自分で電池交換したけど、裏蓋が閉まらなくなった」というケースは珍しくありません。時計は精密機械ですので、見た目以上にデリケートなんですね。
Louis Lasserreの裏蓋閉め作業は“超慎重”モード!
さて今回お預かりしたLouis Lasserreの腕時計。とにかく見た目が派手で、全体にキラキラとした装飾がついています。問題はここ。
このような時計は、
- ベゼル部分に石が埋め込まれている
- ラグ部分にも装飾がある
- バンドまで煌びやかに加工されている
つまり、どこに工具を当てても傷や破損のリスクが高い ということなんです。
裏蓋を閉めるためには専用のプレス機を使うのですが、少しでもズレると「パキッ」と石が割れてしまったり、装飾が外れてしまう危険性があります。
特に今回のように天然石かクリスタルか分からないけれど硬度が低そうな素材の場合、余計に慎重さが必要です。
そのため、今回はいつも以上に細心の注意を払い、工具の位置をミリ単位で確認しながら作業を進めました。

結果──
無事に「パチン」と綺麗に裏蓋が閉まり、時計は元通りの姿に!✨
お客様にも大変喜んでいただきました。


時計修理の現場からのアドバイス⌚
今回のケースのように「自分で電池交換をしたけれど裏蓋が閉まらない」というご相談は意外と多いです。
もちろん、ご自身で交換できる方もいらっしゃいますが、装飾が多いモデルや防水仕様のモデルは特にリスクが大きいです。
以下のような時計は、プロに任せるのがおすすめです。
- 裏蓋がスクリュー式(ネジ込み式)になっている時計
- 装飾が多くて工具が当てにくい時計
- 高級ブランドや輸入時計
- 防水性能を維持したい時計
また、無理に裏蓋を閉めようとすると「パッキン(防水用ゴム)」がズレてしまい、防水機能が損なわれることもあります。
時計は“ただ動けばいい”というものではなく、精密機械としての性能を保つことが大切なんです。
派手な時計も、修理は地味で繊細な作業です
今回のLouis Lasserreのように、ゴージャスでインパクトのある時計ほど、修理の際には細心の注意が必要です。
見た目はド派手ですが、裏蓋を閉める作業は地味で繊細。工具を扱う手元は息を止めるほどの集中が求められました。
最終的に無事修理ができたことで、お客様の大切な時計を再び安心してご使用いただける状態にできたことは、私たちにとっても嬉しい瞬間でした。
もしこの記事を読んでいる方の中に、
- 「自分で電池交換したけど裏蓋が閉まらない!」
- 「キラキラした派手な時計だから壊しそうで不安」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店にご相談ください。時計修理技能士が丁寧に対応いたします。









