✅ そもそも「調光レンズ」ってなに?
調光レンズとは、光の量(主に紫外線や可視光)に反応して、レンズの色が変化する特殊なレンズのことです。
- 屋外:紫外線や太陽光に反応してレンズが濃くなる(サングラス化)
- 屋内:紫外線が少ないため、レンズはクリアに戻る
これが、従来型の「紫外線調光レンズ」の基本的な仕組みでした。
🌟 HOYAの「可視光調光レンズ」はココがすごい!
従来の調光レンズでは反応しづらかった「屋内」「車内」「ガラス越しの光」でも、可視光線(太陽光に含まれる目に見える光)に反応して発色します。
🧪 技術的な仕組みを図解で解説
🎨 図1:可視光調光レンズの仕組み(簡易構造)
┌──────────────┐
│ レンズ表面:フォトクロミック色素 │ ← 可視光線で反応
├──────────────┤
│ レンズ本体(樹脂素材) │ ← 屈折率・度数設計
└──────────────┘
この「フォトクロミック色素」に含まれるのが、調光の肝となる分子構造が変化する特殊な色素です。
詳しくはHOYAのHPにて解説がありますが。
>>>可視光調光レンズ | HOYA ビジョンケアカンパニー
HOYAの新技術が実現した光適応レンズ
レンズ表面にコーティングされたセンシティ調光層が光に反応して濃度が変化します。
可視光線調光レンズは、従来の紫外線にのみ反応するタイプから進化し、可視光線にも反応し、従来タイプよりも格段に速く発色します。※1
※1 HOYA商品比

こんな状態にレンズはなっています。
そもそもの話、
光とは?
光とは、空間を伝わっていく「波」の一種。その波の長さを「波長」といい、領域によって眼に見える光と見えない光があります。たとえば虹のように眼で色として感じることができる光が「可視光線」。
花や木が見えるのもこの光のおかげなのです。眼に見えない光が、お肌の大敵の「紫外線」や「赤外線」なのです。

🔁 色の変化のプロセス(化学反応)
状態 | 光の影響 | 色素の変化 | レンズ色 |
---|---|---|---|
室内(暗め) | 紫外線・可視光が少ない | 色素が安定して透明 | クリアレンズ |
屋外(明るい) | 可視光や紫外線を感知 | 分子構造が変化 → 色が濃くなる | 濃いグレーやブラウンなどに発色 |
室内へ戻る | 光が減る | 色素が元の構造に戻る | 再び透明に |
この変化は、たった数十秒〜数分で完了します。HOYAのレンズは発色スピード・退色スピードが非常に速いのが特長です。
🔬 可視光調光を可能にするHOYAの素材技術
1. 色素分子の微細分散技術
HOYAでは、ナノ単位で調整されたフォトクロミック色素を、レンズ表面のコーティング層に均一に分散しています。
この高度な分散技術により:
- 色ムラが起きにくい
- 発色・退色がスピーディ
- 耐久性が高く、退色や変色が少ない
2. 可視光対応型の新設計色素
従来は「紫外線」にしか反応しなかった色素を、HOYAでは独自開発により「可視光にも反応する色素」に進化させました。
これにより:
- 車のフロントガラス越しでも反応
- 屋内の強い光源(LED・蛍光灯など)でも若干発色する
- 明るい場所でのまぶしさを自動調整
3. 複層コーティング技術
調光だけでなく、HOYAの可視光調光レンズは以下のような高機能コーティングも同時に搭載:
- UVカットコート(紫外線99%以上カット)
- 撥水・防汚コート
- 反射防止コート(ARコート)
そのため、屋内外問わず、視界がとてもクリアで快適です。
📊 比較表:従来の紫外線調光レンズ vs HOYAの可視光調光レンズ
比較項目 | 従来の調光レンズ | HOYA 可視光調光レンズ |
---|---|---|
発色の条件 | 紫外線のみ | 紫外線 + 可視光線 |
車内での発色 | しない or ごく弱い | しっかり発色(※カラーによる) |
室内発色 | なし | 窓際などでやや発色 |
発色スピード | 普通 | 高速 |
色ムラ | 起きやすい場合あり | ほぼ均一できれい |
色のバリエーション | グレー・ブラウン・グリーン・ブルー | グレー・ブラウン・グリーンなど豊富 |
💡 まとめ:可視光調光レンズは、光を感じる“賢いメガネ”
- HOYAの可視光調光レンズは、屋外だけでなく室内や車内でも反応!
- 高度な分子技術とレンズ設計により、発色・退色がスムーズかつ快適
- まぶしさを自動で調整することで、目の負担を軽減
- 1本でメガネ+サングラスの機能を実現する、次世代の視覚サポートアイテム
✨おすすめ活用シーン
メガネとサングラスのかけ替えが面倒な方
長時間の運転(ドライバー)
通勤・通学で外出が多い方
明るいオフィスや窓際で作業する方
旅行・レジャーが好きな方
というようにですね、とっても高技術な可視光調光レンズとなっています。
現代科学が作り出した最高峰の眼鏡&サングラスをぜひとも静岡のARAKAWA(荒川時計店)でご体験ください。
下記はHOYAホームページより引用
調光レンズ(フォトクロミックレンズ)の使用上の注意点
![[禁止]](https://www.vc.hoya.co.jp/wp-content/themes/hoya_vc/assets/img/otona/c004/iconBan.png)
太陽光や紫外線で色が変わるフォトクロミックレンズは
トンネル内や夕暮れ時は危険です。
色が濃くなった状態から淡くなるまで時間がかかります。
トンネル内や屋内駐車場等の暗い場所や、夕暮れ時は視力が低下するため、使用しないでください。
調光レンズ(フォトクロミックレンズ)の濃度は
紫外線の強さや温度により左右されます。
強い紫外線を受けると発色が促進されますが、温度が高くなると発色が抑制されます。紫外線が強くても温度が高い夏季などでは、わずかに色づく程度にしか発色しない傾向にあります。夏季にまぶしさを防ぐ場合には、別途サングラスの併用をおすすめします。
傘や帽子で紫外線を遮ったり、紫外線カットガラスに覆われた
車の中では、調光レンズは濃くなりません。
※可視光線に反応する〈センシティダーク〉は紫外線がカットされた車内であってもレンズが発色します。
調光レンズは紫外線の影響で徐々に経年劣化し、濃度の低下や、
色調の変化を生じます。
レンズ表面のキズが劣化を促進する場合があるため、
取り扱いにはご注意ください。
気温の低い冬季では、一般的に夏季より色が濃くなり、
退色に時間がかかります。
調光レンズ(フォトクロミックレンズ)は発色の程度にかかわらず、紫外線をほぼ100%カットしています。
製品特性
- 調光レンズは調光材が紫外線のエネルギーによって発色し、可視光や熱のエネルギーにより退色するという機能を持ったレンズです。
- 調光レンズの濃度は紫外線の強さや温度により左右されます。強い紫外線を受けると発色が促進されますが、温度が高くなると発色が抑制されます。
紫外線が強くても温度が高い夏季などではわずかに色づく程度にしか発色しない傾向があります。夏季にまぶしさを防ぐ場合には別途サングラスの併用をおすすめします。 - 傘や帽子で紫外線や光を遮ると、調光レンズは濃くなりません。
- 調光レンズは紫外線の影響等で徐々に経年劣化し、濃度の低下や、色調の変化を生じます。
レンズ表面のキズが劣化を促進する場合がありますので、お取り扱いにはご注意ください。 - 光源の種類によって干渉縞(明暗の色づいた縞模様)が見えることがありますが、異常ではありません。
- 発色した状態で、メガネケースなど光が遮断されるところに保管しますと色が残ることがありますが、調光機能は保持されます。
- ここでいう「アイプロテクションレンズ」とは遮断保護具や保護メガネを意味するものではありません。
お取り扱い上の注意
お取り扱いの際は、フォトクロミックレンズ(調光レンズ)の製品特性をご理解のうえ、以下の点にご注意いただきますよう、お願いいたします。
●装用環境(気温・天候・紫外線量)の条件の違いによって、濃度変化および色調変化が異なります。条件によっては一時的に運転に適さない状態になる場合があります。※発色の程度は紫外線の強さや気温の影響により異なります。
気温が低いほど発色効果が高まり、気温が高いほど、発色の抑制効果が高まる傾向にあります。
特に気温の高い夏季では、眼に有害な紫外線はほぼカットしますが、発色はわずかに色づく程度まで抑えられてしまうことがあります。
●本製品は自然光の紫外線カット機能がありますが、溶接作業や業務用の紫外線保護メガネとしては使用できません。専用の保護具をお使いください。
●店頭の見本レンズと実際のレンズは、レンズの素材・経年変化等により濃度・色調が多少異なる場合があります。
●低温になった場合では、発色が進み視感透過率が8%を下回る可能性があります。その場合カテゴリー4となり、運転不適合となります。(通常の車内は紫外線カットのガラスにより発色は低下しますが、オープンカー・バイク等では十分注意が必要です。)
●水滴などがレンズに付着した場合、付着部分の温度が変化するため、水滴の付着していない部分と色の濃さが異なる場合がありますが、水滴を拭き取りますと改善します。
●レンズ凸面のキズやコートの剥離した箇所は、調光機能が失われます。
●調光レンズ(フォトクロミックレンズ)の濃度は紫外線の強さや温度により左右されます。強い紫外線を受けると発色が促進されますが、温度が高くなると発色が抑制されます。紫外線が強くても温度が高い夏季などでは、わずかに色づく程度にしか発色しない傾向にあります。夏季にまぶしさを防ぐ場合には、別途サングラスの併用をおすすめします。
●傘や帽子で紫外線や光を遮ると、調光レンズは濃くなりません。
●調光レンズは紫外線の影響で徐々に経年劣化し、濃度の低下や、色調の変化を生じます。
●レンズ表面のキズが劣化を促進する場合があるため、取り扱いにはご注意ください。
●気温の低い冬季では、一般的に夏季より色が濃くなり、退色に時間がかかります。
●調光レンズ(フォトクロミックレンズ)は発色の程度にかかわらず、紫外線をほぼ100%カットしています。
●太陽光や紫外線で色が変わるフォトクロミックレンズはトンネル内や夕暮れ時は危険です。色が濃くなった状態から淡くなるまで時間がかかります。トンネル内や屋内駐車場等の暗い場所や、夕暮れ時は視力が低下するため、使用しないでください。
「安全上のご注意」表示とその意味
特定の行為の禁止を表します。
誤った取り扱いをした時に、重傷、失明などの重大な 結果になる可能性があることを示しています。
誤った取り扱いをした時に、障害を負う可能性や物的 損害の発生が想定されることを示しています。