こんにちは。静岡県で時計修理・電池交換を承っておりますARAKAWA(荒川時計店)です。
今回は、非常に珍しいモデルであるCITIZEN(シチズン)製ダイバーズウォッチ「C020-087305」の電池交換のご依頼をいただきました。
このモデルは、1980年代〜1990年代にかけて製造されたアナログ+デジタルのハイブリッドタイプで名作ダイバーズウォッチです。

こちらの非常に珍しいCITIZEN(シチズン)の腕時計。
結構昔のモデルになるかと思います。
C020-087305というモデル。
アンティークウォッチなんですが、今見てみるとカッコイイですね!

防水時計らしい強固なケースデザインです。
*今回もまた防水保障はなしという条件で当店で電池交換をご依頼いただきました。

裏蓋はまた特殊な形状になっています。
しかも6個のネジを使用したタイプでした。
海の深さなど測れるような潜水深度計などの機能も備えているのかな?
これもまた珍しいですね!
で、蓋を開けて電池を外してみたところなんですが・・・

しかも!!!!!
電池を3個使用しているムーブメントでした!
そして!
3個ともすべてが液漏れしていました!
マイナス端子も液漏れで腐食してボロボロになっていました!
これは流石に電池交換してもだめでした・・・
悲しい・・・
ちょっと珍しいお洒落なデザインのダイバーズウオッチだったので、出来たら動かしたかったです・・・
■貴重なダイバーズウォッチ「C020-087305」のご依頼
お預かりした時計は、見た目こそしっかりしていたものの、内部でトラブルが発生していました。
電池を交換しようと裏蓋を開けてみたところ、古い電池から液漏れが発生していたのです。
長期間、電池を入れっぱなしにしていたことで、電池内部の成分が漏れ出し、ムーブメント(内部機構)の基板や接点に腐食や酸化が起きている状態でした。
このような状態になると、電池を新品に交換しても時計が正常に動かない可能性が非常に高く、今回も残念ながら動作の回復には至りませんでした。
■電池を入れっぱなしにするとどうなる?
時計に使用されているボタン電池は、時間が経つと内部の電解液が劣化し、最終的には液漏れを起こします。
この液体は電子部品や金属部品を腐食させる性質を持っているため、長期間放置してしまうと、時計の内部が深刻なダメージを受けてしまうこともあります。
特に、CITIZENのアナデジタイプや高機能モデルは、現在では修理用部品の入手が難しいこともあり、液漏れによるダメージは致命的です。
■時計が止まったら「早めの電池交換」を!
時計が止まったままになっていると、「しばらくこのままでいいか…」とつい放置してしまいがちですが、止まってから長期間経過すると液漏れリスクが高まります。電池寿命が切れた段階で速やかに交換しておくことで、大切な時計を長く使い続けることができます。
時計が止まった場合は、「壊れた」と思わず、まずはお近くの信頼できる時計店で電池交換を依頼することをおすすめします。
■静岡での電池交換・時計修理なら「ARAKAWA(荒川時計店)」へ
静岡県で電池交換や時計修理をお考えの方は、ぜひ当店「ARAKAWA(荒川時計店)」までご相談ください。
当店には、国家資格である「1級時計修理技能士」が在籍しており、古いモデルから最新の時計まで幅広く対応可能です。
今回のように貴重なビンテージモデルや、液漏れなどのトラブルにも可能な限り対応いたします。
見積もり無料・即日対応可能なケースも多数ございますので、お気軽にお立ち寄りください。
▼取り扱いサービス
- 腕時計の電池交換(国産・海外ブランド問わず対応)
- オーバーホール(分解掃除)
- ベルト交換・調整
- パッキン交換
- 液漏れ・サビ取りなどの特殊対応もご相談可能
大切な時計を長くお使いいただくために、定期的な点検と電池交換を忘れずに。
静岡で時計のことでお困りなら、「ARAKAWA(荒川時計店)」にぜひご相談ください!