こんにちは!静岡県函南町の時計と眼鏡の専門店、【ARAKAWA(荒川時計店)】です!
今回は、ちょっぴり切なくて、でも大事な教訓が詰まった、Baby-G BG-90の電池交換エピソードをお届けします。


◆ ご依頼内容:「Baby-G BG-90の電池交換、お願いします!」
ある日お客様からご依頼いただいたのは、CASIO(カシオ)の人気モデル、Baby-GのBG-90。
ポップで可愛いデザインが魅力の名作ですね!
「最近動かなくなっちゃったから、電池切れかな〜と思って」とご来店。
「お任せください!」と笑顔でお預かりし、裏蓋を開けたその瞬間――

◆ でしたが…!液漏れ発見!!
「……あっ……これは……」
中の電池が、まさかの液漏れ。

電池の液漏れは、長時間電池切れを放置したことが主な原因。
その結果、基板や配線にダメージが入り、今回のBG-90も電池を交換しても液晶が表示されない状態に……。
Baby-Gは丈夫で頼れる時計ですが、さすがに電池の腐食には勝てません!
◆ 電池交換は“時間との勝負”です!
「いつか替えよう」と思って数ヶ月…
「そのうち動かそう」と思って数年……
はい、それが“液漏れフラグ”です。
電池が切れたまま放置していると、
内部の電解液が少しずつにじみ出し、部品をサビつかせ、やがて時計は沈黙します。
今回のように、電池交換で直らない=修理不可能な状態になることもあります。
◆ そんな悲劇を避けるために
◎ 電池が切れたら、なるべく早めに電池交換を!
◎ 動かなくなってから数ヶ月以内?!がセーフゾーン!(数か月と言わず気づいたら早めに電池交換を)
◎ できれば年に一度チェックを!
「どうせ動かないし…」と油断してると、可愛いBaby-Gがお星さまになっちゃうかもしれませんよ🌠

試しの電池を入れてショートして、いつも通りにやってみましたが・・・
やはりだめ!
液漏れを拭き取れるだけ拭き取って、少し時間をおいてやってみましたが・・・
それでもやはりだめで、まったく液晶が反応してくれませんでした・・・
何とかしたかったんですが、現在の僕の力ではだめでした、申し訳ないです。
もしかしたらなんですが、逆に(電池を抜いた状態で)このまま放置し続けたあとに電池交換したら奇跡的に液漏れも乾いて液晶が点く場合もあるかもしれません!
分かりませんが・・・
そうならないように電池切れ後は早めに時計屋さんで電池交換してもらいましょうね。
◆ 静岡・函南町の時計修理ならARAKAWAへ!
当店では、CASIO Baby-GやG-SHOCKをはじめとした各種電池交換に対応しています。
時計修理技能士1級在籍店として、しっかりチェック&丁寧な作業を心がけております。
「動かなくなったけど…まだ間に合う?」
そんなご相談もお気軽にどうぞ!
可愛い時計ほど、ついつい長く使いたくなりますよね。
だからこそ、ちょっとしたメンテナンスが、時計との“いい関係”を長く続けるコツです。
以上、「涙あり・笑いあり・学びあり」のBG-90事件簿でした!
お手持ちの時計も今一度見直してみましょう♪