6時位置の部分。
綺麗なFURLA(フルラ)のガラスに亀裂が入っております!
パンダも猫も心配そうに見ております☆(パンダは寛いでいますが☆)
そして割れたガラスの破片が内側で暴れているのも見えます・・・
これが一番厄介ですね。
割れたガラスの破片が針とこすれて文字盤に傷がついてしまうので。
結構な範囲で割れてしまっていますね。
そして今回のこちらのガラス交換の修理!
またまた厄介な構造をしています。
以前に紹介したダニエルウェリントンの修理とまったく同じで。
この構造をしています・・・
ダニエルウェリントンと同様に裏蓋側からは修理ができません。
裏蓋の大きさが文字盤よりも小さいので、裏側から機械(ムーブメント)を抜くことが不可能な構造。
これが時計屋さん泣かせの構造。
昔の職人さんたちはきっとこんな構造はあんまり見ないんじゃないかな?!クォーツではなかなか。
なので!!!
秘儀!!!
中国製のこのスペシャルな工具を使用して、表側からガラスを無理矢理に外します!
これはなかなかいい工具なんです。
ダニエルウェリントンの時にも活躍した最新の工具?!
今までの時計職人さんたちはきっと持っていない、本当に最近のこういった構造の時計用の工具ですね。
海外からの購入になります☆
ガラスを外した写真はないですが、
どやっ!
完璧でしょ???
新しいガラスをはめ込んでやりました!
今回のタイプは糊付けではなくて、ガラスパッキンを使用しての固定方法。
ガラスパッキンも壊すことなくガラスを外せたのでそのままそのパーツを使用させていただき、新しいガラスを取り付けました。
綺麗になりました。
ただ写真では見えませんが、文字盤側にガラスの破片によるいこまかい傷が見られました。
光の具合でよぉーく見ると見える程度ですが。
ガラスが内側に入ってしまったら、時計を止めておくことをお勧めします。
そうすることにより、文字盤の傷を最小限に抑えられます。
この写真でも見えないな。
めっちゃ綺麗に見えますね。
実はバンドも同じようなメッシュバンドに交換させていただきました。
今回のガラス交換修理は税込価格¥3,300にて承りました。
(2024年10月現在価格)
ガラスの形状や厚みにより金額は変わります。
時計の修理でお困りの際はお気軽にご相談ください。
当店で直せない場合も当店から更にスーパーな修理屋さんへと修理を依頼することが可能です。
おそらくなんですが直せない時計はないんじゃないでしょうかね?!(金額は別として)
それでは時計修理のご用命は1級眼鏡作製技能士&1級時計修理がいる函南のARAKAWA(アラカワ時計店)まで。